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声をかける勇気

昨日の出来事になります。


 夕方利用者様を送迎車両で自宅へお送りしている際、別車両で送迎をしていた生活相談員のKから電話連絡が入りました。電話の内容は


・高齢の男性が公道を行き交う車両に対して、手を振られながら近づいていく姿を発見し大変危険な状況であったこと。
・安全のため送迎車両を停車させると、その高齢者が近づいてきて助手席側の窓をバンバン叩き、興奮気味であったこと。
・その高齢者に話を聞くと自宅は目の前であり、息子に連絡をとって欲しい。                               ・〇〇まで車で連れて行って欲しいとの訴えをしている。とのことでした。


 また、本人が自宅と仰る玄関を確認すると本人の写真が飾ってあることから自宅と判断し、自宅で保護しているとのことでした。Kは送迎途中であり他の利用者様を送迎車両に待たせていたため、先に利用者様を送り届けた私が急遽現場へ駆けつけました。

 その男性は報告を受けた時よりも落ち着いた様子でしたが訴えは変わらず、不安定な歩行で通行車両に対して手を振り続けました。このような行動から認知症の疑いがあると感じ、この方の安全を第一に考え、地域包括支援センターへ連絡を入れました。すると身元がすぐに判明し、息子さんへ連絡が取れ、事なきを得たという出来事がありました。


 今回、職員の気づきと行動によって、危険を察知・予見することで、この方がご無事であったことは、私たちにとっても安堵できる出来事でした。

また、管理者として、今回の行動をとれた職員を誇らしく思っております。
 

 皆さんも業務に関わらず、日常生活の中でお困りの方に出会った際は、間違えでも良い、勇気を持って声をかけて頂ければと思います。

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