私が勤務する薬局にて質問が多い事例3件についてお答えいたします
Q:薬に施された工夫
困ったときはまず、薬の説明書(添付文書)を読んでみてください!!
箱の側面に簡単な説明が書いてあります
箱の中に入ってる説明書はさらに詳しく書いてあります、なかなか説明書って読む気が起きないですよね
ただ、皆さんに飲んでいただくために色んな工夫が薬に施されてるため1回読んでみると興味深いことが書いてあるかもしれませんよ。
例えば、ロキソニンSについて
ロキソニンS 添付文書(PDF) (daiichisankyo-hc.co.jp)
痛みに早く効くための工夫をされ、胃に対する負担も限りなく軽減されています。お使いになっていただく皆様の体を思ったうえでの工夫です。
痛み止めのような薬は基本、痛いときに飲みますが、回数が多くなったり、飲む数が多くなるとわすれることありませんか?
忘れてしまったときの悩みが解決するかもしれません、ぜひ一度、説明書をご覧あれ!!
Q:薬を飲み忘れた時どうしたらいいのか(食前の場合、食後に飲んだ方がいいのか、思い出したタイミングで飲んたほうがいいのが迷ってしまい結果飲まずの時があります)
A:お薬を飲み忘れたことにすぐ気付いた場合は、気付いた時点で飲むようにしましょう。
間隔の目安
1日3回服用のお薬→4時間以上の間隔
1日2回服用のお薬→6時間以上の間隔
1日1回服用のお薬→8時間以上の間隔
服用のタイミングは、「お薬の吸収の特性」や「副作用のリスク」で決まる!!
空腹時に服用すると胃に負担をかけるようなお薬の場合は、胃の中に食べ物が入っていたほうが胃への負担を軽減できるために食後に服用します。
又、空腹時に服用したほうがお薬の吸収が良いものは、起床時や食前に服用します。糖尿病のお薬の場合には、副作用である低血糖の心配などから、食直前に服用が指示されているものがあります。
ただ、お薬によっては、食事の影響を受けずにいつ飲んでも良いものもあります。その場合は、飲み忘れを防ぐために、目安として食後となっていることが多々あります。「1日3回6時間おきに飲んでください」と言われても、時間を気にすることは難しく、飲み忘れを招いてしまうため、「食後」と指定。→法的に記載されているお薬の説明書(添付文書)では多くの薬は服用回数だけで、食前、食後と記載されていないケースも多くあります……、胃腸炎の時とか、風邪ひいたときに食欲ないのに食事してから飲んでくださいっていうのは酷ですよね…
Q:市販薬は複数使用しても問題ないのか(現在、花粉症の市販薬を飲んでいる他に時々頭痛薬も一緒に飲むことがあります。いいのかな?と思いつつ服用しています)
A:市販薬は病院・薬局で処方される薬より色々なものが入っているため、成分としてはかぶってしまうこともある
同じ病院で同一の医師・歯科医師から複数のくすりが処方されたときには、きちんとくすりの飲み合わせを考え、処方されていますので心配ありません。ただし、複数の病院や別の医師・歯科医師からくすりを処方してもらっている場合には、診察時に、現在自分が飲んでいる他のくすりやサプリメントなどの情報を、きちんと伝えておく必要があります。
私自身客としてドラッグストアに行くときに、薬の相談をしてる方たちの話は聞いてしまいますね・・・職業上の性といいますか、ただ参考になることもあるので心の中で勉強になりますと言っています☺
私も薬剤師でなかったらお問い合わせをいただく方たちと同じ疑問を持ちます
クスリはリスクといったように使い方次第で、体に害を及ぼすこともあります
誤った使い方をしないためにも、分からないときは薬剤師にご質問を!!