これからの高温多湿の季節は細菌性が原因の食中毒が起こりやすいです。細菌性食中毒を予防するには「細菌をつけない(清潔、洗浄)」「細菌を増やさない(迅速、冷却)」「細菌をやっつける(加熱、殺菌)」の三原則を守りましょう。今回はひろきくんが細菌性食中毒を防ぐためにスーパーでの買い物術を教えてくれるよ!
気温湿度が高くなり食中毒が心配。注意点を教えて
大切な事はいろいろあるけど今回は買い物の時の注意点をあげてみるね。まず食品を買う時は、新鮮な食品や質の良い食品を必要な分だけ買うようにする。
ついついセール品を買いすぎたりしてたなあ。
冷蔵や冷凍の必要なものは食品の中でも最後に買うようにする。氷やドライアイスを利用して保冷して持ち帰ろう。出来るだけ温度を上げないようにするためだよ。→菌を増やさない
肉や魚介類から出る汁がほかの食品につかないようにポリ袋に入れて持ち帰るようにする。→菌をくっつけない
氷やドライアイスがお店にない場合はどうしたらいいですか?
冷蔵冷凍品をまとめて買い物袋の中央に詰めると温度が上がりにくくなるよ。
周りに詰めた常温のものが断熱材の役割をするんだ
下の図は理想的な買い物袋の詰め方の一例だよ
食品に食中毒菌がついてしまっても食中毒を起こすまでの菌量に増えなければ食中毒にはならないよ。細菌は通常10℃以下では増えにくいので、買い物したら寄り道せずにすぐに帰って、自宅の冷蔵庫に即入れよう。
買い物後にカフェでお茶するのはやめて即効車で帰ります!
買い物袋は車のどこに置けばいい?
食品はトランクには入れないで、エアコンの効いた座席に置こう。座席に置く余裕がなければ、座席の足元に置くようにする。トランクに入れなければならないときは必ず、保冷剤を入れたクーラーボックスを使おうね。
エコバックは定期的に洗っているかな?目につく汚れや匂いがなくても知らぬ間に肉や魚の汁、野菜の土が付着し、そのままに使い続けると食中毒菌が増殖してしまい、あらたに購入した食品に菌が付着してしまうんだ。
エコバックを清潔に保つ5つのポイント
①定期的にエコバックは洗いましょう
②肉、魚、野菜はポリ袋に入れましょう
③エコバックに入れる順番に気をつけましょう
④食品と日用品を入れるエコバックを区別しましょう
⑤エコバックの持ち運びは短時間にしましょう
念には念を入れて 細菌をやっつけるように食品は加熱調理をしましょう。一般に食中毒を起こす細菌は熱に弱く、食品に食中毒菌が付いてもしっかり加熱すれば菌は死んでしまいます。中心部を75℃で一分以上加熱するのが目安です。菌が増えやすいこの時期は食品は長期保存せず、すぐに加熱調理して食べきるようにしましょう。