飲み込みにくい薬があるのですが、どうしたらいいですか?
いくつか対処法があるので紹介するよ
飲み込み難い薬がある時の対処法
🔷口の中を湿らせる
薬を飲む前に水を飲み、口とのどを潤すことで、喉どの滑りがよくなるため、薬を飲み込みがスムーズになります。
🔷服薬補助ゼリーを活用
ゼリーの中に薬を包み、そのまま飲み込むこと、薬がのどを通過しやすくなります。
🔷オブラートに包む
オブラートは、水に溶けるとゼリー状になるため、薬がのどを通過しやすくなります。
【動画】薬剤師が解説する『オブラートの正しい使い方』
🔷薬の形状の変更
飲み込めない薬の形状を医師に相談し、他の形状の薬に変更できることもあります。
薬はコップ一杯(180〜200cc)の水かぬるま湯で飲むようにしましょう。
水の量が少ないと、薬が食道に張り付いて炎症などを起こすことがあります。
また、水なしで飲むと薬が壊れにくくなり、薬の効き目が遅くなったり低下することがあります。薬は水と一緒に飲むことで胃の中で壊れて、吸収されやすくなりますので、できるだけ水(ぬるま湯)で飲むようにしましよう。
服薬時の姿勢について
上を向いて薬を飲むと、口の中や、舌の筋肉が緊張して喉の動きが制限されて、飲みにくくなります。また、飲み込んだものが、気管にダイレクトに流れやすく、むせたりせき込んだりしやすくなります。なるべく顎(あご)をひいて、少しうつむき加減の姿勢で服薬するとで、飲みこみやすくなります。
上部が広がった形の浅めの器を使用すると頭を後ろに傾けることなく水分をとることができます。
「割っても問題ない錠剤」と「割ってはいけない錠剤」があります
錠剤には素錠、フィルムコーティング錠、糖衣錠、腸溶錠、口腔内崩壊錠、徐放性錠などの種類があります。
錠剤を割ることによって、薬の効果が無くなってしまったり、副作用が出やすくなるものもあります。
飲みにくい場合は、自己判断で割ってはいけません。薬剤師にご相談ください。