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串カツ店のキャベツは意味があるんです

お薬というと化学物質というイメージはありませんか?

確かに化学物質なんですが、植物由来の成分もあります。

今回はひろきくんが植物由来の成分が入っている胃薬を教えてくれますよ。

ひろきくんについて

・福島県のとあるcityで活動する薬剤師

・至福の福祉を目指しています

・多くのハッピーをシェア出来る場所づくりに奮闘中

Life is beautiful!
おじまちゃん

ひろきくん、この前串カツ店に行って串カツ沢山たべちゃったよ

ひろき君

しってる?
お通しのキャベツは胃の粘膜を修復したり、保護したりする成分がたくさん入っているんだ。

ひろき君

この成分が入っている胃薬といえば?

おじまちゃん

キャベジン!

ひろき君

そうだね。キャベジンにはほかにも制酸剤や消化剤,鎮痙成分も入っているから家に置いておく胃薬としてお勧めだよ

キャベツ由来の成分のメチルメチオニンスルホニウムクロリドは水に溶けやすいので千切りキャベツにして水にさらすと成分が水に溶け出して少なくなります。千切りキャベツより一口大に切ってあるお通しのキャベツをよく噛んで食べると胃にはいいです

おじまちゃん

ほかに植物由来のお薬はありますか?

ひろき君

大根おろしには消化酵素のジアスターゼが沢山含まれている。
だから胃もたれしやすい天ぷらの付け合わせに大根おろしは理にかなっているよ。

おじまちゃん

今度また串カツ店に行ったらキャベツはお替りして大根おろしも頼んでみるね。

ひろき君

大根おろしはメニューにあったかな?
(笑)

生物が生み出す物質を天然物といいます。天然物から有機物を取り出して化学構造を同定して有用なものが見つかれば、私たちの健康に必要な医薬品や健康食品、化粧品、食品添加物などに使われます。ちなみにコレステロールが高い時に医師から処方される「スタチン」も青かびの一種から発見された「天然物」なのですよ。私たちの身の回りにも凄い薬が眠っているかもしれませんね。

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