近年、電気代の高騰でエアコンの使用を控える方が増えることも考えられ、この夏の熱中症のリスクは高まっていると思われます。熱中症対策にはいろいろとありますが、今回は水分補給やスポーツドリンクと経口補水液の違いについて、ヒロキ君に相談してみました。
汗をかいた時にはスポーツドリンクや経口補水液などがありますが、
どのような違いがありますか。
スポーツドリンクと経口補水液がどんな方に適していているのか下の表を見て比べていきましょう。
今度はスポーツドリンクと経口補水液の主な商品例を紹介したいと思います。公式サイトを見て自分にあった物を選んでください。
スポーツドリンクは、運動して汗をかいた時にエネルギー補給だけではなく、水分の吸収を素早く行うことに適しています。
経口補水液、素早く不足した水分や電解質を補給できるため、脱水症状が出たときなどに適しています。
熱中症対策には水分補給とよく耳にしますが、水分は
どの位飲めばいいのでしょうか。
人間は1日2.5Lの水が必要で、そのうち飲み水では1日1.2L飲むのがいいと言われています。しかし、夏の暑い時期や汗をかいた時などは水分補給だけではなく、塩分を一緒に補給することが重要です。
2.5Lは500mLのペットボトル5本分です。
飲み水は1.2Lなのでペットボトル約2.5本分です。
水分補給も大事ですが、外出先では暑さをなるべく避けることが大切です。涼しい服装や日傘、帽子を着用したり、日陰を利用するなど、こまめに休憩しながら水分補給をしましょう。
喉の渇きを感じた時には脱水が始まっています。渇きを感じる前からこまめに水分を取ることが大切です。状況に応じた水分補給で熱中症を予防し、この夏を元気に乗り切りましょう。分からないことがあれば、お近くの薬剤師にご相談ください。