肌の乾燥には様々な原因がありますが、これからの冬の時期は、空気の乾燥などでより実感しやすい季節になってきます。今回は乾燥肌の様々な原因とその対策について、ひろきくんに相談してみました。
そもそも乾燥肌の原因って何があるの?
年齢、生活習慣、気候など、原因には様々な要素があるんだ。
特に冬は空気の乾燥や寒さが影響するから、より肌の乾燥を感じやすくなる季節だね。また、冬に限らずエアコンを長時間利用すると乾燥しやすくなるから注意が必要だよ。
原因は分かったけど、具体的な対策って何をすればいいの?
生活習慣を見直したり、保湿剤を使ったりと、セルフケアできることは様々あるよ。
『日常生活でのポイント』
・加湿…湿度を60~70%目安に
・水分やビタミンの摂取
・運動習慣
・入浴時の擦り過ぎや衣類の刺激に注意すること
また、保湿剤にも様々な種類があるから、どういう成分が入っているのか、どういうタイプの塗り薬なのかに注目してみると選びやすいよ。
『保湿剤におけるポイント』
同じ保湿剤でも、軟膏・クリーム・ローションによって使い心地が変わってくるため、自分に合うものを探してみるのがオススメ。
~軟膏、クリーム、ローション それぞれの特徴~
軟膏 | クリーム | ローション | |
長所 | 刺激が少ない 保湿力が大きい | べたつきにくい 吸収が速い | べたつきにくい 即効性がある |
短所 | べたつきやすい 吸収が遅い | 刺激が大きい ⇒傷などがあると使いにくい | 刺激が大きい 持続時間が短い |
どういう時にどの成分がいいのかな?市販でも売っているの?
『成分の特徴と症状による使い分け』
乾燥を予防する観点から、成分だと、ワセリン、ヘパリン類似物質(ヒルドイド等)、尿素(ケラチナミン等)などが入っているものは、医薬品としても使われているためオススメ。
市販薬については、ドラッグストアやネットでも買えるので自分にあった物をを探してみよう。
肌荒れがひどい(軽度の擦り傷等にも)、顔周りに症状がある、赤ちゃん~大人まで使いたい方
→ワセリン:刺激感が少なく安価で手に入りやすいが、べたつきがある
水仕事で手が荒れる、乾燥・赤み・こなふき肌の方
→ヘパリン類似物質:保湿効果が高く、血行促進・抗炎症作用があるが、種類によりわずかなにおいがある
ガサガサの手荒れ、ひじ・ひざ・かかと・足の裏などが気になる方
→尿素:保湿効果が高く、皮膚を柔らかくする作用があるが、炎症部に塗ると刺激感がある
※背中などに塗る際、塗りづらい場合は下記の記事をご参考下さい。
病気で起こる症状の1つとして、乾燥肌が起こるものもあるので、気になる場合は医療機関を受診しましょう